カープ1984年優勝メンバーやオーダー!球団最後の日本一!
- 2015.10.26
- 歴史

1984年。4度目のリーグ優勝と3度目の日本一に輝いたカープ。
黄金期も中盤に入り、黄金期突入時代(1970年代後半)から少しずつ顔ぶれが変わってきました。
この年を最後に日本一から遠ざかっているカープですが、1984年の戦いぶりを紹介したいと思います!
1984年 基本オーダー | ||||||
打順 | 守備 | 選手 | 打率 | 本塁 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 右 | 山崎隆造 | .319 | 6 | 43 | 39 |
2 | 遊 | 高橋慶彦 | .303 | 23 | 71 | 30 |
3 | 一 | 小早川毅彦 | .280 | 16 | 59 | 8 |
4 | 左 | 山本浩二 | .293 | 33 | 94 | 5 |
5 | 三 | 衣笠祥雄 | .329 | 31 | 102 | 11 |
6 | 中 | 長嶋清幸 | .276 | 13 | 43 | 11 |
7 | 二 | アイルランド | .254 | 6 | 23 | 4 |
8 | 捕 | 達川光男 | .244 | 7 | 33 | 1 |
9 | 投 |
1984年 主力投手 | ||||||
役割 | 選手 | 防率 | 勝 | 敗 | セーブ | |
---|---|---|---|---|---|---|
先 | 山根和夫 | 3.41 | 16 | 8 | 0 | |
先 | 北別府学 | 3.31 | 13 | 8 | 2 | |
先 | 大野豊 | 2.94 | 10 | 5 | 2 | |
先 | 川口和久 | 4.23 | 8 | 6 | 0 | |
中 | 山本和男 | 2.93 | 5 | 2 | 0 | |
中 | 古沢憲司 | 1.47 | 3 | 1 | 0 | |
抑 | 小林誠二 | 2.20 | 11 | 4 | 9 |
1984年シーズン
1984年シーズン地元開幕戦に勝利し、2戦目を落としましたが3戦目から驚異の12連勝!
このまま抜け出すかと思われましたが中日の追い上げに首位の座を譲ると前半戦は首位と2.5ゲーム差の2位で折り返します。
2連敗以上はなく安定して勝ち星を積み重ねましたが中日も強かったですね。
5月には山本浩二が2000本安打を達成しています。
後半戦に入りっても安定した打線と投手陣で勝利を重ね、9月に首位に立つと優勝まで突き進みました。
負け試合でも無得点で終わった試合がほとんどなく打線はホントに強力でしたね。
エースの山根と北別府を勝ち頭に、先発転向した大野も10勝を挙げ先発3本柱としての活躍も大きかったです。
また、西武から復帰した小林誠二がクローザーとして活躍。大事な試合では先発も務め優勝に大きく貢献しています。
1984年 最終順位 | ||||||
順位 | チーム | 勝率 | 勝 | 敗 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 広島 | .625 | 75 | 45 | ||
2 | 中日 | .598 | 73 | 49 | ||
3 | 巨人 | .554 | 67 | 54 | ||
4 | 阪神 | .434 | 53 | 69 | ||
5 | ヤクルト | .418 | 51 | 71 | ||
6 | 大洋 | .374 | 46 | 77 |
選手の活躍
84年シーズン最も高記録を残したのは衣笠祥雄ですね。
打率.329、本塁打31本、打点102とキャリアハイを残しています。
前年にレギュラー定着した山崎隆造も活躍しました。
俊足スイッチヒッターで26試合連続安打を放つなど存在感を発揮。高橋慶彦と共に強力1.2番コンビでチームを牽引しています。
新人の小早川毅彦もレギュラーを掴み新人王を獲得。
世代交代の迫るカープの主力打者として期待も大きかったです。
シーズン防御率1位の実力を発揮した投手陣は山根の16勝に北別府の13勝、大野が10勝で安定感抜群でした。
- MVP 衣笠祥雄
- 新人王 小早川毅彦
- 最優秀防御率 小林誠二
- 打点王 衣笠祥雄
- 投 山根和夫
- 捕 達川光男
- 三 衣笠祥雄
- 外 山本浩二
- 外 山崎隆造
1984年 チーム成績 | ||||||
球団 | 本塁 | 打率 | 防率 | 得点 | 失点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
広島 |
167 (3位) |
.274 (2位) |
3.37 (1位) |
635 (3位) |
494 (1位) |
3度目日本一
阪急ブレーブスとの対戦となった84年日本シリーズ。
カープはレギュラーシーズン同様、強力クリーンアップの活躍や投手陣の活躍で4勝3敗で3度目の日本一に輝きました。
1戦目(2-3 ○)終盤まで1点ビハインドで進みますが8回の裏に長嶋清幸の逆転2ランで試合をひっくり返すと9回表は抑えの小林がしっかりと抑え先勝します。
2戦目(5-3 ●)2点リードしたカープは先発の北別府が8回まで完璧なピッチングで完封に迫りますが9回に撃ち込まれ逆転負け。
3戦目(8-3 ○)カープは満塁弾を含む4本塁打で圧倒し勝利。投げては川口和久が完投しています。
4戦目(3-2 ○)勝てば王手のカープはエース山根和夫が先発します。落とせない阪急もエース山田久志の先発。
両先発の好投で接戦となりますが同点で迎えた9回表、大黒柱の山本浩二のタイムリーで勝ち越し。そのまま勝利しました。
5戦目(2-6 ●)勝てばシリーズ制覇のカープ。プレッシャーがあったのか阪急先発今井の前に打線が沈黙し敗戦。
6戦目(8-3 ●)3点をリードしたカープは3回に満塁弾を含む7失点で逆転されます。阪急は3回から山沖のロングリリーフで逃げ切りシーズン戦績3勝3敗のタイとし逆王手。
最終戦(2-7 ○)優勝決定戦は山根、山田のエース対決。試合が動いたのは同点で迎えた7回カープの攻撃。先頭打者が出塁すると阪急は山田に代わって今井を投入、カープは今井から3得点を奪い勝ち越し。優勝を引き寄せます!
カープは9回に山根がピンチを背負いますが続投。見事に抑え完投勝利しカープは3度目の日本一に輝きました!
シリーズMVPは満塁弾を含む3本塁打10打点の活躍をみせた長嶋清幸。
この年を最後にカープは日本一から遠ざかっています・・・
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