カープ2016年リーグ優勝のすべて!メンバー編成や選手エピソードも
- 2016.09.10
- 歴史

2016年。カープ25年ぶりのリーグ優勝を振り返ります。
まず、2016年シーズン開幕前のカープを優勝候補に挙げる専門家はほぼ皆無でした。カープOBの前田智徳や北別府学など、ゆかりのある人が数人優勝候補に挙げる程度。
なぜかというと、前年の2015年に黒田博樹、新井貴浩がカープに復帰し、優勝候補筆頭とされながら4位に沈んだ苦い記憶。優勝するならこの年しかないとまで言われた中での4位。そんな事もあり、エース前田健太のメジャー移籍も重なった2016年のカープは優勝候補から脱落してしまったのです。
しかし。ここからカープの快進撃が始まったのでした・・・!
記録ずくめの前半戦
2016年の監督は緒方孝市。前年の経験を活かし監督2年目シーズンとなります。
開幕1軍メンバーを紹介します。
2016年開幕1軍 | ||||||
投手 | 内野手 | 外野手 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
福井優也 | 田中広輔 | 丸佳浩 | ||||
黒田博樹 | 小窪哲也 | 下水流昂 | ||||
今村猛 | ルナ | 野間峻祥 | ||||
野村祐輔 | 新井貴浩 | 松山竜平 | ||||
中崎翔太 | 菊池涼介 | 天谷宗一郎 | ||||
江草仁貴 | 庄司隼人 | 捕手 | ||||
中田廉 | エルドレッド | 會澤翼 | ||||
ジョンソン | 安部友裕 | 石原慶幸 | ||||
小野淳平 | 西川龍馬 | 磯村嘉孝 | ||||
仲尾次オスカル | 裏ローテ(2軍) | 裏ローテ(2軍) | ||||
ジャクソン | 岡田明丈 | 横山弘樹 |
そして、2016年開幕投手、スターティングメンバーに選ばれたのがこちらです。
2016年開幕スタメン | ||||||
打 | 守 | 名前 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 田中広輔 | ||||
2 | 二 | 菊池涼介 | ||||
3 | 中 | 丸佳浩 | ||||
4 | 三 | ルナ | ||||
5 | 左 | エルドレッド | ||||
6 | 一 | 新井貴浩 | ||||
7 | 右 | 下水流昂 | ||||
8 | 補 | 石原慶幸 | ||||
9 | 投 | ジョンソン |
2016年の開幕戦はジョンソンが好投するものの1-2で惜敗、黒星スタートとなります。
ただ、今年のカープはとにかく連敗しない驚異の粘り強さがありました。接戦を次々と勝ち続け、前半戦は3連敗しませんでした。2連敗した後は必ず勝利するのですから自ずと順位も上位に食い込んできます。
結局、リーグ前半戦は20年ぶりの首位ターン。この頃には25年ぶり優勝の文字も多く目にするようになりファンの期待も高まっていきました。
この歴史的なリーグ前半戦の立役者と言っていい選手は正直絞り込めません。それほどチーム一丸となって戦っていました。
それでもやはり、チームに勢いを与えてくれたのは新井貴浩でしょう。
2000本安打まで残り29本として開幕を迎え、あれよあれよと安打を積み重ねると4月26日のヤクルト戦で通算2000本安打を達成。カープの歴史、プロ野球の歴史に名を刻みました。
そしてもう1人。大きな記録に挑戦していた選手がいます。日米通算200勝を目指す黒田博樹です。
黒田は200勝まで残り7勝として開幕を迎え、途中、勝ち星に見放された時期もありましたが前半終了時点で6勝。日米通算200勝まで残り1勝まで迫りました。
この2人の活躍に引っ張られるように若鯉達も大きく飛躍し、その中でも特に、2016年のカープを語るに欠かせない選手が鈴木誠也です。
6月17日からのオリックス3連戦で3試合連続決勝本塁打を放ったことから、緒方監督に「神ってる」と言わしめるとその後も大ブレイクし、マジック1点灯時にはチームトップの打率.335本塁打24本の成績を残しています。
鈴木誠也が覚醒したきっかけは別記事で詳しく紹介しています。
*鈴木誠也覚醒の記事
他にも、2015年ドラフト1位の岡田や2位の横山も開幕裏ローテを任され結果を残しました。野手で言えば出世番号63番を受け継いだドラ5の西川龍馬もチャンスに強いバッティングを披露。守備固めでサードのポジションにつく試合もありました。そのサード争いも新入団の元中日ルナや覇気を纏った安部の活躍で激戦区となっています。
4年目の下水流が結果を残すと、ベテランの天谷もサヨナラヒットでインパクトを残し、どの選手が出場しても打線の破壊力はリーグ内では桁外れ。さらに、機動力にも磨きがかかり、チーム盗塁数は前半戦だけで77。リーグ断トツを記録。投手力でも新外国人助っ人のヘーゲンズが7回、ジャクソンが8回を任され、カープの守護神中崎へ繋ぐ必勝パターンで勝利を積み重ねました。
いつもは苦戦する交流戦もカープは強さを発揮し、セ・リーグで唯一勝ち越すと3位で交流戦を終えます。
そんな中でも、前半戦のポイントは間違いなく32年ぶりの11連勝をしたことです。
そのきっかけとなったのが2016年シーズンから導入されたコリジョンルール適応でのサヨナラゲーム。勢いに乗ったカープに拍車をかけ、チームには更なる勢いを、選手には自信と勇気を与えました。
これを機に、選手の動きに躍動感が溢れ、積極的なプレーが増えていきます。11連勝後の前半戦は連敗することなく、4連勝も含みなが貯金を増やし、貯金19、2位とのゲーム差10で前半戦を終えます。
前半戦順位 | 交流戦順位 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
位 | 球団 | 勝 | 負 | 引 | 位 | 球団 | 勝 | 負 | 引 |
1 | カープ | 52 | 33 | 2 | 1 | ソフバン | 13 | 4 | 1 |
2 | 巨人 | 40 | 41 | 3 | 2 | ロッテ | 12 | 6 | 0 |
3 | 横浜 | 40 | 44 | 3 | 3 | カープ | 11 | 6 | 1 |
4 | 中日 | 39 | 45 | 3 | 4 | 楽天 | 11 | 7 | 0 |
5 | 阪神 | 37 | 47 | 3 | 5 | 日ハム | 10 | 8 | 0 |
6 | ヤクルト | 38 | 49 | 1 | 以下省略 |
緒方監督は前半戦を下記のように総括しています。
キャッチャーの石原を中心に、菊池、田中、丸のセンターラインがしっかりしている。チャンスを作る人、それを返す人、それぞれの役割が明確で、そこに機動力を絡めた野球もできた。
首脳陣についても「自分の考えをコーチがしっかり理解して、選手に伝えてくれている。機動力でも、ただ闇雲に走るだけでなく、状況判断の大事さなど、各コーチがしっかりした指示を出してくれる」
まさに、チーム一丸となった前半戦でした。
首位独走の後半戦
カープの勢いは後半戦でも衰えることを知りません。
後半戦初戦を新井貴浩のサヨナラ本塁打で勝利すると、7月23日タイガース戦で黒田博樹が日米通算200勝を達成。カープでは北別府以来、史上2人目の快挙でした。8月2日には新井が通算300本塁打を達成し、後半戦もベテラン2人がチームを牽引します。
後半戦からは手薄になった先発ローテにヘーゲンズを組み込み、代わりのセットアッパーに今村を配置。福井や大瀬良も1軍復帰するなど独走態勢に入りました。
そんなチームが勢いに乗っている中、8月2日のヤクルト戦で、バレンティンの空振りしたバットが石原の後頭部を直撃するアクシデントが発生。石原は負傷退場し、戦線離脱を余儀なくされます。
すると、チームの頭脳を失ったカープはそこからシーズン初の4連敗。巨人の驚異的な追い上げもあり、最大11あったゲーム差が4.5ゲーム差まで追い上げられました。
しかし、負けるとゲーム差3.5に縮められる巨人との大一番で勝利。その後は連敗することなく連勝を繰り返し、8月24日の巨人戦で7-3と快勝し25年ぶりに優勝マジック20が点灯しました。
後半戦のポイントは前述した、負けるとゲーム差3.5に縮められていた8.7巨人決戦です。
カープは4連敗中、巨人は7連勝中で迎えた決戦はカープが3点を先制しますが、すぐに同点とされると逆転も許します。互いに点を取り合いカープ1点ビハインドで迎えた9回裏。2アウトと窮地に追い込まれますが菊池のソロ本塁打で追いつくと、サヨナラのランナー1塁として新井貴浩が二塁打を放ち劇的なサヨナラ勝ち。シーズン8度目のサヨナラは本当に貴重な勝利となりました。
マジック20が点灯してからも順調に勝利を積み重ね、9月8日の中日戦で勝利しマジック1としました。
翌9日にカープは試合がありませんでしたが、2位巨人が敗れると25年ぶり優勝決定。しかし、巨人が勝利し優勝は巨人との直接対決に持ち越しとなりました。
9.10決戦スタメン | ||||||
打順 | 守備 | 選手 | 打率 | 本塁 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 田中広輔 | .273 | 13 | 36 | 25 |
2 | 二 | 菊池涼介 | .323 | 13 | 54 | 13 |
3 | 中 | 丸佳浩 | .295 | 19 | 86 | 21 |
4 | 一 | 新井貴浩 | .308 | 18 | 98 | 0 |
5 | 右 | 鈴木誠也 | .335 | 24 | 85 | 15 |
6 | 左 | 松山竜平 | .293 | 9 | 37 | 0 |
7 | 三 | 安部友裕 | .292 | 6 | 31 | 4 |
8 | 捕 | 石原慶幸 | .204 | 0 | 13 | 4 |
9 | 投 | 黒田博樹 | .075 | 0 | 5 | 0 |
先発は黒田博樹。カープは初回。巨人の先発マイコラスの前にアウトをすべて三振で奪われます。すると1回の裏に坂本の2ランで巨人が先制。カープは3回の表に相手のエラーで1点を返すと、4回には鈴木誠也、松山竜平の2者連続本塁打で逆転。さらに5回には鈴木誠也の2打席連続本塁打で2点を加え5-2とします。
巨人に1点を返され迎えた6回にノーアウト満塁のチャンスがありましたが、新井、鈴木、松山が凡退しチャンスを活かせません。しかし8回。この日4度目の四死球で田中が出塁すると、送りバントと進塁打で2アウト3塁とし、新井のセカンドゴロをファースト阿部が落球し1点を追加。
その裏、巨人は1アウト1、3塁から村田のタイムリーで1点を返し、尚も2アウト1、2塁としますが、ジャクソンが抑え最終回へと向かいます。
カープは9回無得点。
そして6-4で9回の裏に突入。カープ守護神の中崎がマウンドに向かいます。
先頭打者の代打片岡を152キロのストレートで空振り三振。1アウト。カープベンチは冷静に状況を見守ります。
続く代打重信を三振に打ち取り2アウト。カープ選手もベンチを飛び出す勢いです。
長野にヒットを許しますが、ラストバッターの亀井を内野ゴロに打ち取りカープ25年ぶりの優勝が決定。
結局、6月5日に首位奪還してから1度も順位を下げることなく独走優勝となりました。
2016年 最終順位 | ||||||||||
順位 | 球団 | 率 | 勝 | 敗 | 引 | 差 | 本 | 盗 | 打 | 防 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 広島 | .631 | 89 | 52 | 2 | 優勝 | 153 | 118 | .272 | 3.20 |
2 | 巨人 | .507 | 71 | 69 | 3 | 17.5 | 128 | 62 | .251 | 3.45 |
3 | DeNA | .493 | 69 | 71 | 3 | 2 | 140 | 67 | .249 | 3.76 |
4 | 阪神 | .457 | 64 | 76 | 3 | 5 | 90 | 59 | .245 | 3.38 |
5 | ヤクルト | .451 | 64 | 78 | 1 | 1 | 113 | 82 | .256 | 4.73 |
6 | 中日 | .414 | 58 | 82 | 3 | 5 | 89 | 60 | .245 | 3.65 |
2016年 ベストオーダー | ||||||
打順 | 守備 | 選手 | 打率 | 本塁 | 打点 | 盗塁 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 遊 | 田中広輔 | .265 | 13 | 39 | 28 |
2 | 二 | 菊池涼介 | .315 | 13 | 56 | 13 |
3 | 中 | 丸佳浩 | .291 | 20 | 90 | 23 |
4 | 一 | 新井貴浩 | .300 | 19 | 101 | 0 |
5 | 右 | 鈴木誠也 | .335 | 29 | 95 | 16 |
6 | 左 | エルドレッド | .294 | 21 | 53 | 1 |
7 | 三 | 安部友裕 | .282 | 6 | 33 | 7 |
8 | 捕 | 石原慶幸 | .202 | 0 | 17 | 4 |
9 | 投 |
2016年 主力投手 | ||||||
役割 | 選手 | 防率 | 勝 | 敗 | セーブ | |
---|---|---|---|---|---|---|
先 | 野村祐輔 | 2.71 | 16 | 3 | 0 | |
先 | ジョンソン | 2.15 | 15 | 7 | 0 | |
先 | 黒田博樹 | 3.09 | 10 | 8 | 0 | |
先・中 | ヘーゲンズ | 2.92 | 7 | 5 | 19h | |
中 | ジャクソン | 1.71 | 5 | 4 | 37h | |
中 | 今村猛 | 2.44 | 3 | 4 | 2s22h | |
抑 | 中崎翔太 | 1.32 | 3 | 4 | 34s7h |
2016年のMVPは?
- 新井貴浩 (26%, 1,207 票)
- 菊池涼介 (20%, 931 票)
- 鈴木誠也 (19%, 888 票)
- 黒田博樹 (13%, 600 票)
- ジョンソン (7%, 306 票)
- 野村祐輔 (3%, 119 票)
- 石原慶幸 (2%, 95 票)
- 緒方孝市 (2%, 94 票)
- 田中広輔 (2%, 71 票)
- 中崎翔太 (1%, 55 票)
- 丸佳浩 (1%, 51 票)
- エルドレッド (1%, 43 票)
- ジャクソン (1%, 28 票)
- 赤松真人 (1%, 27 票)
- ヘーゲンズ (0%, 20 票)
- 松山竜平 (0%, 15 票)
- ルナ (0%, 10 票)
投票数: 4,560

タイトル
- MVP 新井貴浩
- 沢村賞 ジョンソン
- 最優秀勝率 野村祐輔 .842
- 最多勝利 野村祐輔 16勝(3敗)
- 最多安打 菊池涼介 181
- 投手 野村祐輔
- 捕手 石原慶幸
- 一塁 新井貴浩
- 外野 鈴木誠也
- 外野 丸 佳浩
2016年記録集
- 03.28 ドラ6オスカルプロ初勝利。ドラ5西川プロ初打席初ヒット
- 03.30 ドラ2ルーキー横山弘樹がプロ初勝利
- 04.02 黒田博樹が40代で史上8人目の完封勝利。41歳での完封勝利は大野以来の球団19年ぶり
- 04.05 會澤翼が初の満塁逆転本塁打を放つ
- 04.12 シーズン初の首位浮上
- 04.20 永川勝浩500試合登板達成
- 04.26 新井貴浩2000本安打達成。エルドレッド・鈴木・堂林が三者連続本塁打を放つ
- 04.27 野村祐輔プロ初完封
- 04.29-05.01 球団35年ぶりの3試合連続9得点以上達成
- 05.04 野村祐輔が投手としては球団17年ぶりに1試合2本のタイムリーを放つ
- 05.10 セ・リーグ20勝一番乗り
- 05.19 天谷宗一郎がサヨナラ打を放つ
- 05.24 球団17年ぶりのジョンソンが2試合連続完封。外国人選手で球団史上初
- 05.29 中村恭平が3年ぶりの勝利
- 06.01 セ・リーグ30勝一番乗り
- 06.05 丸佳浩がサヨナラ打を放つ
- 06.14 赤松がサヨナラコリジョン決勝打を放つ
- 06.17 鈴木誠也がサヨナラ2ランを放つ
- 06.18 鈴木誠也が2試合連続サヨナラ本塁打を放つ
- 06.19 鈴木誠也が3試合連続決勝本塁打を放ちセ40勝一番乗り
- 06.25 ドラ1ルーキー岡田明丈プロ初勝利
- 06.26 球団史上初の月間5回のサヨナラ。35年ぶりの本拠地10連勝
- 06.29 球団32年ぶりの11連勝
- 07.05 野村祐輔10勝一番乗り
- 07.09 球団20年ぶりのセ・リーグ50勝一番乗り
- 07.10 戸田隆矢プロ初完封
- 07.13 球団史上初2位と10ゲーム差の首位ターン。
- 07.18 新井貴浩がサヨナラ本塁打を放つ
- 07.19 一試合で新井・田中・鈴木が3ランを放つ。球団36年ぶり
- 07.23 黒田博樹が日米通算200勝を達成
- 08.02 新井貴浩が通算300号本塁打達成
- 08.07 新井貴浩がサヨナラ2塁打を放つ セ・リーグ60勝一番乗り
- 08.24 優勝マジック20が点灯
- 08.25 優勝マジック18 新井貴浩が史上41人目の通算1000得点を達成
- 08.26 優勝マジック16
- 08.27 優勝マジック14 鈴木が球団日本人野手7年ぶり20本塁打、高卒4年目は前田智徳以来。黒田がNPB通算2000投球回を達成。史上88人目
- 08.28 優勝マジック13
- 08.30 優勝マジック12
- 08.31 優勝マジック10
- 09.01 優勝マジック9 丸がサヨナラ打を放ち球団シーズン最多勝利更新の76勝
- 09.02 優勝マジック7
- 09.03 優勝マジック6
- 09.04 優勝マジック4 中崎30セーブ到達
- 09.06 優勝マジック3
- 09.07 優勝マジック2 球団初80勝到達
- 09.08 優勝マジック1
- 09.10 リーグ優勝
- 9.24 野村祐輔16勝
- 9.29 エルドレッド通算100号本塁打 30年ぶりセ全球団勝ち越し達成
- 10.1 黒田博樹7年連続二桁勝利&40歳以上2年連続二桁は史上3人目 廣瀬引退試合&廣瀬、倉、引退セレモニー レギュラーシーズン終了 球団史上最高勝率.631 に更新 球団新89勝 球団新貯金37 セ界初打率防御率盗塁本塁打4部門1位
日本シリーズまさかの・・・
日本ハムとの日本シリーズ、カープは2勝先取しますが、その後4連敗で日本一なりませんでした・・
2016年エピソード
優勝予想
下馬評の低かった2016年のカープ。開幕前の評論家による順位予想で、広島とは縁がない人ではロッテなどで活躍した「投げる精密機械」こと小宮山悟さんだけカープを1位予想していました。マエケンの穴を福井で埋め、ドラ1岡田やドラ2横山の活躍を予想していました。打線に関してはルナの加入で去年のように悲惨な事にはならないとも予想していました。中らずと雖も遠からずと言ったところですね。ですが1位予想凄いですね。
新・チャンステーマ
2016年シーズンからカープ新チャンステーマ「チャンス・スーパー」が追加されました。原曲はSuperfly『愛をからだに吹き込んで』。カッコイイと評判になりましたが、球場で歌うのは難しかったです。同じ様に感じた方もいるのではないでしょうか?(これは管理人のエピソードでしたw)
盗塁成功率3割?
シーズン中こそ盗塁成功率も高く、カープは機動力を活かした野球を成功させましたが、実はオープン戦では一時期盗塁成功率が約3割を少し越えるくらいでした。河田コーチは危機感から監督に「こういう走塁をしていたらシーズン中はマズいことになりますね」と伝えたそうです。その後は「良いスタートでないと走ってはダメ」と言い続け、やみくもに走るのではなく、相手のスキをつく完成度の高い機動力野球を実現させました。
2試合連続ノーノー達成
球団では17年ぶりにジョンソンが2試合連続完封勝利を挙げましたが、「プロでは初。校時代にノーヒットノーランを2試合連続でやったことがあるけどね」と学生時代のエピソードを語っていました。
サッカーブーム
マツダスタジアムでの練習でサッカースパイクを履くことが投手陣で流行っていました。きっかけは中崎翔太で、ランニングからキャッチボールまでスパイクを履き替える必要がないメリットがあるのだとか。
初優勝と重なる2016年のカープ
カープ黄金期に監督を務めた古葉竹識が、2016年のカープと初優勝時のカープの雰囲気が似ていると語っています。機動力を絡め、あきらめずに2アウトからでも点を取る粘り強さ。監督コーチの連帯感や指導力。ファンの熱気。「今年の広島を見ていて、あのときと似ているなあ」と言葉を漏らしていました。
初優勝の75年にオールスターで山本浩二と衣笠祥雄が放った2本のアベックホームラン。2016年、鈴木誠也の三試合連続決勝本塁打。この出来事が優勝へのサインだったと、当時の記憶と重ねて今年のカープを称賛しています。
視聴率
優勝決定試合「プロ野球 巨人―広島」の広島地区の平均視聴率が60.3%だったそうです。これは、1986年の優勝を決めたヤクルト戦の63.5%に迫る歴代2位の記録です。瞬間最高視聴率は胴上げと緒方監督のインタビュー時に71.0%を記録しています。
関東地区でも平均視聴率が16.8%と高視聴率だったみたいですね。
- 1975年優勝の軌跡
- 1979年優勝の軌跡
- 1980年優勝の軌跡
- 1984年優勝の軌跡
- 1986年優勝の軌跡
- 1991年優勝の軌跡
- 2016年優勝の軌跡(この記事です)
-
前の記事
保護中: カープクイズ(神級)上級クイズ正解80%以上でパスワード解放中 2016.09.01
-
次の記事
カープ2016年戦力外と退団選手の通算成績!ドラフトや年俸まとめ 2016.10.03
いやぁ25年間長かったですね。石原さんは、本当に優勝を運んでくれましたね。第2黄金期作りましょう!!
ベテラン、中堅、若手。今のカープは第2黄金期作れる環境が整っていると思います!
ファンの後押しもありますし、みんなでカープを盛り上げましょう(*^^*)
優勝だぁー!